75-85

アパレル、雑貨を中心とした小売・メーカーで働くひとたちの話。…だったが、今やコンサルタントの雑記。

『81年生まれの商品企画』 その3(終)

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からの続きです。

この方へのインタビュー内容は、
今回で終了となります。

話は一転、近況へ。
以下ごらんください。



「最近は旦那との、仕事の会話が増えた」

これだけでは、何のことだかわからないが、
旦那様はアパレルメーカーの生産管理職との事。

業界が同じで、立ち位置も同じ。
職務だけが違うという事になる。

「以前(小売にいた頃)は、どうしても立場的な違いで、話が小売vsメーカーだった」

この話だけであれば、ただ単に立場が近くなったから
話がかみ合うようになった、ということなのだろう。

ただ、それだけではないような気がしている。

そこには、彼女ならではの柔軟性があることに
理由があるのてばと思う。

立場が近くなったからといって、
仕事の話が増えるのであれば、とてもシンプルな話である。

だが、そこには
『視野が結果的に広がって、考え方の幅が広がった』
ことが大きな要因として存在しているように思う。

異業種交流という言葉があるが、
視野を広げるという意味では現在企業勤めをしている仲間たちには
ぜひ積極的に参加してみて欲しいと思う。

自分自身も会社勤めの時期には
異業種交流などほとんど無かったのだが

コンサルタントという仕事を始めて
ありがたい事に、仕事を通じて異業種の方々と接することが
出来るチャンスが広がった。

難しく考えず、
普段何を考え、何に苦しみ、何を楽しんでいるか
くらいが少し感じられれば
充分なのだと思う。


『五年前の自分には何と声をかけたい?』

はっきり「あなたは視野が、狭すぎるといってあげたい。」と彼女は言い切った。

ひとつの事に集中すればするほど、視野は狭くなるものだと思うが、
30歳を過ぎてもう一度初心に帰る事が出来た人間はなんと強いのか。

成功体験に引っ張られない事、
言葉としては簡単で、実行するのが難しい。

という表現が当てはまると思う。

自分の視野が狭くならないようにするためには、
きっと、ものごとを柔軟に考える、
ということをあくまで自然に出来るようになることが必要なのだろう。

5年後の彼女は、おそらくきっと
今と同じように柔軟に成功体験には引っ張られずに
さらに幅広い経験を元に活躍しているのだろうと思う。

謙虚さと柔軟さ。
この2つの点が、これからの私がさらに意識すべきこと。

別れ際の「もっといろんなひとに、インタビューしたら?」
とかけられた言葉すらも、人柄を表す一言でであったように思う。

伝説の新人 20代でチャンスをつかみ突き抜ける人の10の違い

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次回は『販促・プレス』職の女性にフォーカスをあてる予定です。

今後もできる限り、毎週木曜更新で続けて行きたいと思います。

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1時間程度、お話しにおつきあい頂けるのであれば充分です。

ご興味がある方は、お声がけくださればと思っております。
よろしくお願いいたします。