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アパレル、雑貨を中心とした小売・メーカーで働くひとたちの話

普通じゃいけないんですか

しばらく更新がとまっており、申し訳ありません。

ここ最近、私の生活にも色々な変化があり
更新を継続することが出来ておりませんでした。

この期間に新規のお取り組みや
プライベートな引っ越しなど・・・色々ありました。
(どうでもよい)

立った今、ちょっとだけ時間の合間が出来たこともあり
久々に「書きたい」という出来事もあったので
記事にしてみたいと思います。

とはいえ、インタビュー記事のような文体ではなく、
私らしい(?)文章で書いてみようと思います。




■ ある日の出来事

先日、友人から。

といっても、以前の仕事つながりの一応私の店長時代の教え子
(ほんの少しの期間なので、実はおこがましい・・・)であり
今となっては、私が足元にも及ばない、現役スーパー店長に会う機会がありました。

何気ない会話だったのですが、
なかなかに心にグサッとくる一言がありました。

「コジマさんは、店頭で普通に頑張れば売れる時代しか知らない」

「そんなことはない」と言いたいですが、
店頭に店長として立たなくなって10年近く。そうなのかもしれません。


私が店長をやっていた時代は、2000年半ば頃。
郊外ショッピングモールがどんどん台頭してきた時期。
まだまだファストも進出していない時代。

打出しを適切に行えば、それなりに反応してくれる。
接客を愚直にやれば、それなりに買ってくれる。

そういう時代だったのかもしれません。

逆の言い方をすると「今は、普通に頑張っても売れない」
と言えるのかもしれません。


■ じゃあ「普通」って何なのか。と考える。

反対語は「希少、異色、特別」など

わかる気もする。

希少価値のある商品があって、
他にはない、見たこともない、異色な陳列・提案?をして、
すべてのお客様に、特別扱いな接客をする。

これすべて、お客様の立場に立ったら
どれも「響きそうな」言葉の音色ですね。


確かに振り返ると、2000年代半ば。
一生懸命、VMDも考えて売り場を作り、
接客も丁寧にして、顧客作りも頑張ればOK。

常に忙しい店頭で「がむしゃら」ではあったけれども、
そこまで「普通にやっていてはだめだ」とは考えていなかった様に思います。

どんな競合にも負けないサービスを提供したい、
とは思っていたけれど、それも比べれば
みんなが頑張っていた「普通のこと」だったのかもしれません。

このご時世、何か普通ではないことを仕掛けなければ
勝ち抜けないのかもしれません。

特に店頭で日々、お客様に接している販売員にとっては
当たり前のように痛感していることなんでしょうね。


■ もう一つだけ「普通」でなくなった事

なんと言っても、業界に飛び込んでくる人間の数だと思います。

あの時代は「とにかくこの店で働きたい」という
強い意志を持ったアルバイト希望が多かったです。

ところが、ここ数年「店頭スタッフが集まらない」という
ご相談が、急に増えてきました。

そこで私が、ご提案している事については、ここではさておき。
(業界的にさておいては、いられない状況なのは存じておりますが)

販売員募集も「普通」ではだめになってきているんでしょうね。

かと言って、時給を上げるのも「普通」なんでしょうね。
今は、絶対的に「好き」という感情がなければ続かないように思います。

昔は「好きで応募しました」だけれども、
今は「どうにか入ってもらって、好きになってもらう」という所が
決定的な違いの様に思います。
(今でも、はじめから好きで入られる方も当然おりますが・・・感覚的には少ないです)


■ 結局のところ

「コジマさんは、店頭で普通に頑張れば売れる時代しか知らない」
と、グサッと刺されてから。

言うは簡単。実行するのが難しい。を承知の上で言えば・・・

とにかく・・・

「お客様の目線や、働きたいという目線」で
普通じゃない・・・何か「特別」な仕掛けを用意するしかない
のだと思います。

触れたことも無いような、希少価値のある商品や。
見たことも無いような、目を引き付けられるVMDや。
されたことも無いような、特別な接客サービスや。
体験したことも無いような、楽しい就業体験を。

それをいかにコンスタントに提供出来るのか・・・
のようなスキームに入ってきているのでは。と。

難しいのは、新しい取り組みもすぐに陳腐化してしまう事でしょうね・・・。

コンサルタントである私自身も
そのスピードに負けない、チャレンジをし続けないといけない、ということを
強く感じ、反省もし、頑張ろうと思った出来事でした。


ご意見、コメントぜひぜひお待ちしております。