ホテルバイキングのレビューをしていたら、小売業につながった
お盆に少しお暇を頂きまして、とあるリゾートホテルに宿泊してきました。
そこでは夕食・朝食ともにバイキングだったのですが、私自身あまりバイキング形式は得意ではありません。(嫌いではないです)
得意ではない理由をまとめると、
- 歩き回って食べたいものを探すのが面倒くさい
- どこに何があるのかわかりにくい
- ひとがいっぱいで混雑しているのが苦手
といった所です。
そんなことを思いながら「これって小売の売り場にも当てはまるのでは?」と考えました。
今回おじゃましたホテルのバイキングは、味こそ素晴らしかったものの、なんだかもやもやと消化不良でした。でも過去には大満足のバイキングにも出会っており、何が違うのかを考えてみました。
■ ゾーニングがはっきりしていなかった
例えば、どこが前菜で、どこが肉料理、魚料理などがすぐにわからなかったです。特に混雑していたため、各テーブルが何のテーブルなのか判断しづらい状況でした。例えばダイソーのようにゾーニングマップなんかを入り口付近に用意していただければわかりやすいのではと思います。また導線案内みたいな矢印表示(こう回るのがおすすめ)などもあると便利なのではと思いました。
■ POPの情報が少なかった
料理名はPOPで表現されているのですが、郷土料理などは知識もないためよくわかりませんでした。また、佃煮やお漬け物などは、売店でも同じものを販売していたりしますが、そういった案内があればもっと良かったです。(とてもおいしいお漬け物があったので、売店に行ったらやっぱり売ってました。買いました)
■ 取り皿の場所がわかりにくかった
これは、買い物かごや鏡の位置と同じだと思います。フロアにフリーなスタッフを設定して、よきタイミングで取り皿を渡してくれるようなサービスがあると素敵ですね。
■ 料理が乗っているテーブルの高さがみんな同じで、見通しが悪い
本来そういうものなのかも知れませんが、旬の食材やデザートのテーブルを一段高くするなどしても良いのではと思います。あえて目立つようにして「後で取りに行こう」と思わせるようなことも良さそうです。
ここまでだと、クレーマーみたいですが・・・学ぶべき事も沢山ありました!
■ その場で調理してもらえるエンターテイメント性
やはり遠くからでも、何の料理なのか目立ちます。何かわからなくても「何だろう?」と思わせることが出来ると思います。ローストビーフのその場でのカットとソースかけをしていただいたのですが、何より特別感もありワクワクします。
■ 圧倒的なボリューム陳列
今回は、カニの足がすごいボリュームで並んでいました。「ウリ」にしていることが一目でわかりますし、思わず手にとってしまいました。一押しはフェイス量を拡大して見せる基本ですね。
■ 続々と補充される様子
何でもそうだと思いますが、新しい在庫(バイキングでは在庫とは言わないと思いますが)がその場で補充されている様を見ると、目を引きますし人気であることが暗に伝わります。出てきたばかりの料理、という理由もあると思いますがここでも取ってしまいました。お客様が目の前にいる前で、あえて補充作業を見せることも業種によっては効果的なのかも知れません。
といった感じで、今回はホテルのレビューなのか、小売をテーマにした記事なのかよくわかりませんが、他業種でも何か参考になることはないかとアンテナを張っていると面白い気づきが沢山出てきます。息抜きついでに勉強になった素敵なお休みでした。*1
*1:この記事は息抜きで出来ています