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アパレル、雑貨を中心とした小売・メーカーで働くひとたちの話。…だったが、今やコンサルタントの雑記。

販売員・店長時代の思い出名言(1)

インタビューが滞っている、最近。
とはいえ、記事を書きたいモチベーションはある。

ということで、私が現場で働いていた時に
先輩、同僚。部下・・・に言われた

「記憶に残ることば」

をベースに記事にしていこうと思います。

いくつか思いつく言葉がありますが、まずは第一回ということで
以下のことばをご紹介してみようと思います。


俺たちは服屋だ。好きなものを着よう。


これは、販売員なりたて時代に当時の店長(男性)に言われた言葉です。

当時の私は、婦人服の販売をしている中、男性ということで
服装の縛りは特にありませんでした。

同時に、ファーストアプローチがとても苦手な時期だったことを覚えています。
どうしたら一声目の第一印象が良くなるかについて
かなり悩んでいた時期でもあります。


女性の販売員のように、
お店にある服を着て、商品の良さをアピールするということはできません。

服装が自由すぎるがゆえに、
清潔感がどうの、色あいからの印象がどうの、と
色々と迷いに入っていたことを今でも思い出します。

そんな悩みを打ち明けた時に、出てきた言葉が、冒頭の一言でした。


その翌日からです。
当時大好きだった、古着とのミックスをはじめ、好きな服を着て
とにかく自分のテンションをあげるようにしました。

なんとなく、接客がうまくいくようになりました。

足りなかったのは「服飾販売員としての自信」だったのです。

婦人服店の男性販売員という事で、
どうやって声をかけ、接客をすればよいのか。
女性の先輩のやり方をまねするわけにも行かず、
販売員としての自信のなさが、お客様に伝わっていたのだと思います。



時代を現在に戻して。

現役の販売員さんにとって、
メンズレディス複合のブランドも増え、
店の服を「制服」として着る時代、あまりピンと来ない話かもしれません。

売り筋を意図的に着ることも当然になってきており、
好きなものを好きなように着る、ということも出来ないかもしれません。


そうなると、
ごく自然に自分の好きなブランド、商品に囲まれて働くことが
やはり一番幸せなのだと思います。


販売員さんにとって、テンションがあがる商品をつくること。
販売員さんが、自信を持ってお客様におすすめ出来ること。


それはどんな商品なのかというと、
「前年踏襲の見慣れたものではなく」
「他社にはない、差別化された新しい商品で」
「何かしら、気持ちが動かされる要素があるもの」
なんだと思います。

そしてそれは同時に、お客様にも伝わるのではと思います。


商品本部で働く人間にとって、
たまには「販売員のテンションがあがるかどうか」も
企画進行のものさしのひとつにしてみてほしい、今日この頃です。

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