75-85

アパレル、雑貨を中心とした小売・メーカーで働くひとたちの話。…だったが、今やコンサルタントの雑記。

『81年生まれの商品企画』 その2

前回の続き。75-85.hatenablog.com

先にお詫びをしなければいけないです。

全2回には収まり切らず、全3回になります・・・。
かなりまとめていたつもりでしたが、
どうしても内容を2回にはおさめられませんでした!

少し予定よりもアップ日を早めましたので、
お許しください・・・!

今回は、組織やチームの中で
どのようにたち振る舞っていたかにフォーカスをあてています。

早速どうぞ!


『どうやって、多くの企画メンバーをまとめていたのか?』

彼女は「まとめてなどいない」と、はっきり言った。
インタビュアーの私からすれば、
まとまっていない関係性の中で企画職をやりきり、
数百億もの売り上げなど作れるはずはないと断言する。

そこには彼女なりの、何かしらのやり方や
ノウハウ、テクニックがあったに違いないのだが、

「まとめてなどいない」と言い切った相手に、

さらにお伺いをたてても答えに近づくわけでもないので、
勝手に「パーソナル、キャラクターにヒントがある」と
仮説して考えて見ることにした。


以下は、空想、妄想の域をでないのだが、

とにかく理由は彼女の謙虚な姿勢に
あるのではないかと思う。

キャリアがあるからといって、
パワーマネジメントを断行する姿など想像ができない。
何かを強要しそうな雰囲気がまったくないのだ。

特に商品企画のようなクリエイティブな職種の場合、
ある程度みんな自分という物を持っており
芯が強い、頑固など(良くも悪くもワガママなひと)が
多いと思っている。*1

その謙虚さは何処から来るのかに、
私たちが学ぶべき事がきっとあるに違いない。

そこまでの空想は出来ていたのだが、
話は、前の会社を辞める事になった時のエピソードに。

『前の会社を辞めた理由は、私が絶対必要とされなくなったことを感じたから』

その会社でメンバーをまとめて成果を出していた人間の、退職のエピソード。
ここに何らかのヒントがありそうな気がしたので、詳しく聞いて見ることにした。


噛み砕くと、こうだ。

会社からの期待と、期待をかけてくれる仲間たちの為にがんばること。
それこそが彼女を突き動かすエネルギーだったのかもしれない。

期待に答えて、成果を出しても、チームメンバーにえらそうにはしない。
それだけで、当時のメンバーには魅力的なリーダーだったのではないか。
また会社からの信頼を得ている上司には、
部下やメンバーもついて行きやすいだろう。

テクニックではなく、
『仕事に取り組む彼女ならではの姿勢』こそが、
強みだったに違いないと思う。


人が何に働きがいを感じるのか、
それは何一つとして同じパターンはないと思う。
少し似ていたり、一部共通していたりしても、
その中の『やりがい円グラフの中身や比重などバラバラで当然』なのだ。

蛇足ではあるが、これからのリーダーや管理職は、
その比重を上手く見極め、
やりがいが自分と同じなどとは思わないこと、
が必要なのだろうと感じた。

別のタイミングで思っていた事だが、改めてそれを思い出した。

チームの心を一つにする技術 “常勝リーダー”だけが知っている

チームの心を一つにする技術 “常勝リーダー”だけが知っている


2回目はここまでです。

1回目 では、彼女がどうやって成功し、
違う環境でも成功できたのかというヒント。

今回は、そんな活躍を見せた彼女ならではの
ターニングポイントについてでした

最終回となる、第3回目は
近況や最近感じていること。
このサイトの目的の一つである
『5年前の自分に、声をかけるとしたら』に
フォーカスをあてるつもりです。


次回は、再び1週間後を予定しております。75-85.hatenablog.com
↑ アップしました。



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ご興味がある方は、お声がけくださればと思っております。
よろしくお願いいたします。


*1:誤解を生む表現???