公益社団法人 日本通信販売協会【JADMA(ジャドマ)】のプレスリリースを読んでの感想・考察です。
いつものようにファッション系に関わりが強そうな部分に絞って、
自分用にもまとめていきたいと思います。
女性のヘビーユーザー(週3回以上)が急増!
〜「インターネット通販利用者実態調査2009」の結果発表〜
09 年の調査は08 年に比べ女性のヘビーユーザー(週3 回以上利用)が増加していることがわかった。女性も家庭や仕事場等でパソコンを利用する環境が増えていることがその背景にあると思われる。特に20 代の女性のインターネット通販利用が急増しており、調査結果にも影響している。
通販サイトの利用については、「楽天市場」の利用経験が依然として高く、他を圧倒している。インターネット通販の登竜門としてのポジショニングに変化はない。
今回の調査からインターネット通販以外に他の通販を利用しているかを尋ねたが、カタログ通販で22.4%、テレビ通販に至っては5.9%と、インターネット通販との併用利用割合は低い。インターネット通販のみを利用するユーザーが多い中、20 代女性ユーザーはインターネット通販から通販を経験することが多くなっている。
社団法人日本通信販売協会 プレスリリース(2009/11/18)
● 結果のポイント
- 女性のヘビーユーザーが増加
- 20 代の女性のインターネット通販利用が急増
- 「楽天市場」の利用経験が高い
という部分でしょうね。
今回の調査は衣料のみでは無くて、本や食品なども含まれている事と、
年齢層を20歳〜59歳で調査していることもあるから
楽天の利用が高くなっているんだろうけど、
いずれにせよ楽天のシェアは大きいと。
● ネット通販の登竜門はどこ?
インターネット通販の登竜門としてのポジショニングに変化はない。
となると、ネットショップのスタンダードは楽天という事ですかね?
衣料品に絞った場合と、年齢層で絞った場合でも楽天なのかはちょっと不明です。
自分のまわりの20代女性は圧倒的にZOZOTOWNなんですけどね。
● まだまだ衣料はリアル店舗での購入が多いのか?
購入する商品では、「本・雑誌・コミック」「食料品/飲料」「レディース ファッション」が多いが、購入場所をリアル店舗とインターネット通販で比較すると、いずれもリアル店舗での購入の方が圧倒的に多い。インターネット通販での購入がリアル店舗を上回るのは、「CD/DVD/ビデオソフト」(34.4%)、「チケット(スポーツ/コンサート/演劇等)」(31.5%)、「健康食品」(26.5%)、「旅行(ツアー・ホテル予約)」(44.3%)の4品目と08年同様の結果となっている。
まだまだ「衣料」は実店舗での購入が多いという結果が出ている。
やはり、商品を直接確認したいという部分に関してはクリア出来ていないという事かな。
そうなると先日のマルイのネットショップが実はすごいで取り上げた、
実店舗とネットショップの連動、試着が出来るサービスというのは、
なかなか的を得ているような気もしてきました。
● 支払いは不安に思いながらもやっぱりカード
代金の支払い手段は、カード決済が最も多く71.8%となっている。
(中略)
しかし、クレジットカード情報の入力に不安を感じているユーザーは49.8%と半数近い。
まぁ、抵抗はあるけど便利、っていう現状なんでしょうね。
● 携帯での購入は結構多い?
携帯電話によるインターネット通販の利用率(17.7%)
この数値を多いと思うか少ないと思うか、なんですけど
今のところはPCでのネット通販利用がメインだと思っておきます。
まあなかなかあの携帯の小さい画面で、
必要な情報を伝えきることは難しいような気もします。
特に衣料品の場合は、色目、素材感、ディティール等欲しい情報が多いですからね。
衣料ネット通販は、まだしばらくPC主体なのではないかと思います。
● まとめ
今回の感想は以下の通り。
今回のこのエントリに関しては、僕自身の考察のためツッコミ所や見落とし、
はたまた違う角度からの考え方等色々あると思います。
ご意見・ご感想をぜひいただければな、と。
よろしくお願いします。
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