75-85

アパレル、雑貨を中心とした小売・メーカーで働くひとたちの話。…だったが、今やコンサルタントの雑記。

販売員・店長時代の思い出名言(1)

インタビューが滞っている、最近。
とはいえ、記事を書きたいモチベーションはある。

ということで、私が現場で働いていた時に
先輩、同僚。部下・・・に言われた

「記憶に残ることば」

をベースに記事にしていこうと思います。

いくつか思いつく言葉がありますが、まずは第一回ということで
以下のことばをご紹介してみようと思います。


俺たちは服屋だ。好きなものを着よう。


これは、販売員なりたて時代に当時の店長(男性)に言われた言葉です。

当時の私は、婦人服の販売をしている中、男性ということで
服装の縛りは特にありませんでした。

同時に、ファーストアプローチがとても苦手な時期だったことを覚えています。
どうしたら一声目の第一印象が良くなるかについて
かなり悩んでいた時期でもあります。


女性の販売員のように、
お店にある服を着て、商品の良さをアピールするということはできません。

服装が自由すぎるがゆえに、
清潔感がどうの、色あいからの印象がどうの、と
色々と迷いに入っていたことを今でも思い出します。

そんな悩みを打ち明けた時に、出てきた言葉が、冒頭の一言でした。


その翌日からです。
当時大好きだった、古着とのミックスをはじめ、好きな服を着て
とにかく自分のテンションをあげるようにしました。

なんとなく、接客がうまくいくようになりました。

足りなかったのは「服飾販売員としての自信」だったのです。

婦人服店の男性販売員という事で、
どうやって声をかけ、接客をすればよいのか。
女性の先輩のやり方をまねするわけにも行かず、
販売員としての自信のなさが、お客様に伝わっていたのだと思います。



時代を現在に戻して。

現役の販売員さんにとって、
メンズレディス複合のブランドも増え、
店の服を「制服」として着る時代、あまりピンと来ない話かもしれません。

売り筋を意図的に着ることも当然になってきており、
好きなものを好きなように着る、ということも出来ないかもしれません。


そうなると、
ごく自然に自分の好きなブランド、商品に囲まれて働くことが
やはり一番幸せなのだと思います。


販売員さんにとって、テンションがあがる商品をつくること。
販売員さんが、自信を持ってお客様におすすめ出来ること。


それはどんな商品なのかというと、
「前年踏襲の見慣れたものではなく」
「他社にはない、差別化された新しい商品で」
「何かしら、気持ちが動かされる要素があるもの」
なんだと思います。

そしてそれは同時に、お客様にも伝わるのではと思います。


商品本部で働く人間にとって、
たまには「販売員のテンションがあがるかどうか」も
企画進行のものさしのひとつにしてみてほしい、今日この頃です。

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片山正通教授の「好きなこと」を「仕事」にしよう (CASA BOOKS)

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ずっと更新さぼっていた訳ですが

最後の記事から3ヶ月ほど時間がたってしまいました。

またこのブログの中心である「インタビュー記事」においては、
半年以上も空いている状況です。


このブログの中でも、何度か釈明(言い訳)させていただきましたが
ありがたいことに、新しい取組みに参加するチャンスが多くあり

インタビューそのものが出来ないくらい、2015年後半は
タイトなスケジュールになってしまっていました。

とはいえ、インタビューをすることが
まったく出来ないほどかと言われれば、そんなことは無かった・・・
(絶対に不可能ではない、というレベル)

ので、やっぱりさぼっていた、と言えます。


半年ほどインタビュー記事を書かなくなって、
逆に今、インタビューモチベーションは高まっています。

2016年、忙しさは変っていませんが、
とにかく「記事を書きたいより、インタビューしたい」という
素直な気持ちが高ぶっています。

コンサルタント7年目、初心に返る。
とフェイスブックでは宣言していたのですが、

初心に返る→色んなひとの話しをまっすぐにたくさん聞く。

というのがポリシーとしてあります。


一応いま、インタビュー申し込みを考えている人物像は以下の通り。

  • 早起きなハートの熱いおじさま(具体的だな)
  • 新たな世界に飛び込んだ、とにかく一生懸命なひと(久々に会ってみたい)
  • とにかく目の前の難題をこなして、急成長しているひと(落ち着いて話したい)
  • あまりよくは知らないけれど、夢を聞いてみたいひと(何考えてるか聞いて見たい)
  • 仕事はこなしながら、人知れず違う夢を追いかけているひと(素直に興味深い)

昨年は、狙ってたわけではなく(私は正直者)
女性にばかりインタビューを行っておりました関係で、
叱咤激励、色々文句(結構な人数に)を言われましたが

今年は、性別年齢関係なく幅広く行いたいなぁ、と思っております。


具体的な日時は不明ですが、
突然なタイミングでお願いしたい方にはアプローチしたいな、
そう思っております。

今年も「75-85」ぼちぼちと更新して参りますので、
どうぞよろしくお願いいたします。

服屋で接客されるのが本気で嫌いなあなたへ

私は元々販売員として、接客経験が少々ございます。
普通じゃいけないんですか - 75-85

そんな自分は、
「販売員相手によって、接客されることが好きだったり嫌いだったり」
という玉虫色の答えを持っています。ずるいですね。

私の対販売員対策(?)については、後述するとして
そもそも、あなたは何で接客されるのが嫌いになったのでしょうか?

■ 今までのあなたの経験から

【症状】

 ・必要の無いものを売りつけられそうになった
 ・実際に不必要なものを買ってしまって後悔したことがある
 ・ゆっくり見たいだけなのに、しつこく声をかけてきた
 ・接客なんてお世辞の固まりでしかないと思っている
 ・結果的に買わない場合、断りにくい
 ・似合うと言われて買ったが、周りからは不評だった

上記全部当てはまろうものなら、
それは「接客されるのが嫌い」でしょう。

心中お察しします。

べたっと接客につかれるのが嫌、どころか
試着中でもほっといてほしいし、
本当なら目も合わせたくない、状況でしょうか。


【対処方法】
そもそも話しかけられたく無ければ
「イヤホン」でもして入店すれば大丈夫です。

あるいは、「徹底的に無視を決め込むか」です。
そうすれば、何があっても放っておいてくれるでしょう。


【副作用】
上記のような対策を取ると
もれなく「取っつきにくいお客様」の烙印を押されます。
(当然それは、店としては最悪の対応であります)

しかしながら、いざ販売員が必要なタイミングで、
呼びかけようとも近くにはおらず、
あなたのストレスがたまる可能性があります。

でも、売れなくて困るのはお店ですので、
買うそぶりがあれば、最低減のサービスは受けられるでしょう。



とここまでは、本気半分・冗談半分。です。
(文体が、いつもと違ってびっくりしたかも知れませんが)


私がやっている対処方法、というか
適度なサービスを受けたいがために、心がけていることは、
「はじめに声をかけられたタイミングで、笑顔で会釈」です。
「ありがとう」と一言だけ伝えてもOKです。

もしも【今日は見るだけモード】なら、
すぐ商品を手放すか、場所を移動してください。
ほとんどの場合販売員も【察します】

今日買わなくても、次回買ってくれるかも。
と思わせたなら「見るだけモード」にさせてもらえます。

■ 一応メッセージとして

もちろん優れた接客サービスが出来る販売員さんが、
世の中にはたくさんいます。
過去の嫌な経験があったとしても、
これから出会う販売員には、チャンスを与えていただければと思います。

こちらの記事を読んでも、
色々と、思うところはおありかと思いますが、

優れた販売員に出会えた場合、
あなたが願う通りの距離感とタイミングで
サービスを提供してくれるはずですので。

臨機応変 接客サービス完璧マニュアル―できなきゃいけない基本マナーからクレーム対応まで

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